母の最期にずっと尽くしてきたと兄は言うけれど…
私には兄が一人いて、母とはすぐ隣の敷地に家を建てて長年別に暮らしてきました。でも、そのおかげで私は兄夫婦に気兼ねすることなくよく実家に里帰りしてきたのはたしかです。母はずっと元気で私たち親子ともよく出かけていたり、兄の子供たちも幼い頃にはずいぶん世話をしてもらってきました。
そんな母も高齢になって体の自由が利かなくなり車椅子で生活するようになってから、兄は確かに母の事をよく面倒を見てくれていたのですが、介護にかかる費用に関しては母の年金とたくわえの預金から支出してきたので兄に金銭的な負担はなかったはずです。母は体が不自由になってから一年程の間自宅でヘルパーさんに来てもらいながら、集に3日ほどデイサービスにも通いながら生活してきたのですが、いよいよ体調が悪くなって入院してからはわずか2週間ほどで亡くなってしまいました。
私のほうが遠方に住んでいるので、たしかに兄にいろいろ面倒をかけてことは重々承知しているのですが、遺産相続の段階になって母の面倒をずっと見てきたのだから遺産は全て自分が相続する権利があると主張してきました。兄が住んでいる家の建っている土地も母の名義だったのですが、それは勿論兄のものでも依存はありませんが、母の住んでいた家と土地も全て自分のものというのは少し納得できません。
しかも兄は自分の家を建てるときにも母から援助を受けていたのですが、母の面倒を見たのだから当然という態度で相続の権利を主張してきます。たった二人の兄妹が遺産相続で争うなんて出来れば避けたいのですが、私にもある程度の権利はあるはずなので、どのように勧めていくべきか弁護士に相談してみるつもりです。
DATE:2016/09/15
ピックアップ記事一覧へ